- 娘のこと
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兵庫県立特別支援学校 体験入学に行ってきた
兵庫県立特別支援学校の体験入学に行ってきた。
学校見学会、入学相談会を経て、本人は3回目の来校となる。
見学会、入学相談会の様子はこちら↓
兵庫県立高等特別支援学校 学校見学会
今回は、午前組が終わった後の、午後組、約2時間半の予定。
受付後、体操服に着替え、諸連絡、進路の先生からのお話。
40分間の体育の授業。(青ゼッケン)
40分の作業学習。(青ゼッケン)
更衣して終了。という予定だった。
娘の青ゼッケン14番が最終で、赤ゼッケンも同数ほどいたので、約40名の参加受け入れだったよう。
進路の先生からの話では、
療育手帳を使い、障害者枠での企業就労を目指す学校であること。資格・技能の専門性を重視するのではなく、働ける人間を育成するということに重きが置かれている。ということをよく理解してください。とのことだった。
勉強を続けることは、大事なことだと思っているが、言うことだけ一人前だというのでは、話にならない。ここに来たら、生活力つくだろうなと思う。
体育の授業は、現在の一年生がやっているプログラムとのこと。
結構ハードだった。
整列、挨拶。
号令を覚えて、ランニング。
ラジオ体操。
トレーニング。
腕立て10回。
腹筋10回。(ひざを立て、胸の前で腕をクロスさせた状態で)
背筋10回。(右手、左足を同時に、左手、右足を同時に振り上げる。これを交互に)
4呼間ストレッチ10回。(立った姿勢から、しゃがんで、足を伸ばし、またしゃがんだ体勢に戻り、立ち上がる。)
その4種類を3セット。
その後、2チームに分けて、サッカーをした。
最後に整理体操。
整列、挨拶。終了。
頑張っていた。
ランニングもラジオ体操もしっかりやっていた。
しかし・・・腕立て、腹筋はつぶれて、話にならなかった。
トレーニングの3セットは、きつかっただろうと思う。
サッカーは、前に来たボールくらい蹴ったら・・・状態だった。
もちろん、彼女なりにやる気はみえた。頑張ってもいた。
そして、作業学習体験。
まず、最初に挨拶練習。
同時礼と分離礼を見比べて、どちらが良いか考え、分離礼の仕方を学んで、いろいろな挨拶に応用して練習した。
(分離礼とは、先に挨拶を言い、そのあとでお辞儀する礼の仕方をいう。これに対し、挨拶を言いながら同時にお辞儀することを同時礼という。)
その後、箱の組み立て工程を学び、組み立ててみる。
見学の親、先生は椅子に座っていたが、生徒はもちろん立ちっぱなし。
彼女なりに頑張ってはいたが、やはり・・・
揺れてるよな・・・髪の毛触ってるよな・・・と気になりつつの見学だった。
箱の組み立ては、最後まで頑張る気持ちで取りくめていたが、う~ん、ゆっくりだ。
でも、指導担当の先生は、彼女を理解して関わってくださっているのがわかって、ありがたい気持ちがした。
体験入学直後に、バス停まで歩きながら感想を聞いてみた。
「何にもない。」と言う。
「楽しかったとか、しんどかったとか、また来たいとか、もういいとかなんかあるやろ~」
自分なりに頑張ったものの、大変さが身に染みた感じではあるのだろう。
そうするうちに、
「サポート校の方が楽。」という言葉が出たので、10倍返しにした。
時間、決まり、約束したことが守れているのか?
母親の言うことをいい加減に聞いているのではないか?
勉強よりテレビの方が大事じゃないのか?
学校の体育の授業手抜きしてるんじゃないか?
母親のありがたみ、感じてる?
生活態度に問題がなければ、行く必要ないかもしれないけど、問題ない?
サポート校に入れるのなら、それはそれでいいけれど、
親元を離れると成長するだろうな・・という思いも感じないではない。
疲れただろうな・・・と感じつつ、元気のもと「和菓子」
三田駅前の老舗菓子店「西村清月堂」で秋の生菓子を買って帰った。
「イチョウ」に「照葉」に少し色づいた秋の山(名前は忘れた)かな・・・
「私、こんなお菓子をつくる人になりたいねん。」
と簡単にいうけれど、やっぱり、
「そしたらな・・・・」
という話になってしまうのだ。
そして、翌日の今日。
何かは感じとってきたのだろう。
起こさなくても、起きてきた。朝ごはんも座ってしっかり食べた。
これは、2学期始まって以来かもしれない。
帰宅後、第一声。
「今日な、学校で分離礼した。」
最初、は~?ってなったけど、
昨日練習した礼のことだね・・・
やっぱり行った方がいんじゃないの?
しかし、
行った方がいいで、入れるわけではなかった・・・
そして、なにより本人の意志?