- 娘のこと
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姫路文学館リニューアルオープン記念茶会のお手伝い
約1年間の改修工事を経て、2016年7月30日にリニューアルオープンした姫路文学館の望景亭で、オープニングイベントのひとつを娘の所属する中学の茶道部がさせてもらうことになりました。
娘は、とてもとても楽しみにしていました。
友だちのお母さんから、
「早く来ないと、先着100名やで~」
と電話が入ったので、慌てて現地へむかいました。
ここで、茶道部の2年生と3年生は、後見、お手前を順番にさせてもらうことになっていました。
内心、お手前は大丈夫だけれど、後見はちょっと無理かな・・・と思っていました。
「せっかくの機会ですから」
と娘にもさせくださるようなので、とりあえず、後見のあいさつは練習したものの・・・
(前日に友だちと娘、私の3人で手前、後見、客の役を練習)
やはり、当日の朝、
「出来ない」
と泣きがはいったようです。
でも、なんとか出てきて、懐からおもむろに、覚えるはずのあいさつ文を取り出して、読んでいました。
「今日は、お忙しい中、お越しくださいまして、ありがとうございます。
お花は○○、○○、○○など季節のものを入れています。
お道具は、すべて、文学館と○○中学校の備品を使わせていただいております。
このような席で、日頃のお稽古の成果を発表させていただけることに、感謝しております。
上手にはできませんが、心を込めてつとめたいと思います。どうぞ、ごゆっくりお楽しみください。」
正客に点てられたお茶をお出しして、無事、後見役終了しました。
そして、お手前。
マイペースで、落ち着いてやっていました。
私はと言えば・・・
慌てて文学館へとんできたら、「上橋菜穂子と出会うひととき」の整理券を配布していたので、並んで整理券をもらって、お茶席に入り、娘の後見と、お手前の見学をして、近くでランチして、講演会に参加しました。
せっかく展示の見どころをお聞きしたので、すぐに見ておかなきゃとそのあと「精霊の守り人」展を見ていたものだから・・・
「お母さん、いったいどこにおるん?」
と先に家に帰った娘から電話がかかってきたのでした。
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姫路文学館のホームページはこちら
姫路文学館のパンフレットによる案内
姫路文学館は、姫路を中心とした播磨ゆかりの文人たちを顕彰し、資料の収集・調査・研究を行うとともに文学活動の拠点となることを目的として、平成3年4月に開館しました。
姫路城の北西に位置し、建築家・安藤忠雄氏により城を回遊する空間、文学と対話する空間として設計されています。
平成28年7月に全館リニューアルし、北館の常設展示室には、姫路城の歴史や物語をドラマ仕立てで紹介する「姫路城歴史ものがたり回廊」、播磨の文人たちの印象的な言葉や人生にふれる「ことばの森展示室」を新設。入館無料の南館には、司馬遼太郎記念室や図書館、カフェ、親子で楽しめる「よいこのへや」を備えるなど、文学との出会いと憩いの場に生まれ変わりました。
望景亭の由来
この建物は、市内の実業家濱本氏の別邸として、大正5年から昭和4年まで約13年の歳月をかけてつくられたものの一部です。昭和10年7月から、陸軍姫路第10師団騎兵第10聯隊長として着任された皇族・賀陽宮恒憲王殿下ご一家が住まれ、その後須鎗氏の所有となり、第二次世界大戦後は一時占領軍の高官が居住したこともありました。
昭和33年3月に市の所有となってからは、「男山市民寮」の名のもと、結婚式場<瑞泉閣>として市民に親しまれ、昭和51年3月まで利用されました。
昭和62年に姫路文学館を建設することに決まり、計画の中で元の建物の西側約3分の1を残し、姫路文学館の施設として生かすことになりました。和室、茶室(雄徳庵)、唐破風の玄関を修復整備し、さらに洋式応接間を増築しました。
平成3年4月に開館、裏千家十五世千宗室が「望景亭」と命名しました。
平成21年には、国の登録有形文化財造形物に指定されました