- 娘のこと
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わが家のダウン症児、雨の日の帰宅事情。
ダウン症の娘を育てています。現在中学3年生。
地域の中学に通っていますが、中学までは、小学校を通り越してその倍は歩かなければならない距離があります。
結局、朝は、車にのせていく。帰りは自力で。が定番になっています。
しかし・・・
『かさを持っていないのに、雨が降りだしたとき』
『かさをもっているけれど、大雨が降っているとき』
は、たいてい、
「迎えに来てほしいんだけど・・・」
と、学校の公衆電話から電話をかけてきます。
母親がフルタイムで仕事をしていたら、どんな雨でも自力で帰る必要があるのだから、
そのへんは、感謝の請求をすることにしています。
ありがたいと思ってね・・・
1学期の期末テスト初日。
昼を少し回り、雨がぽつぽつ降ってきたところに電話が鳴ったので、迎えかと思って受話器をとったら、
第一声、
「わたしな~まだ病院におるねんけどな。」
「え?どこの病院?」
「○○病院!」
なんで病院なのだ・・・
そのうえ、どこの病院かと思ったら、中学校の道をはさんですぐ向かいの病院。
それも受付から。
(その日は、テスト中で、テレホンカードのはいったかばんをもっていっていませんでした。)
「なんで、病院から電話かけることになったん?中学校は目の前やんか?」
「だって、先生がな、雨降りだす前に、さっさと帰ったら?って言ったし。」
「じゃあ、急いで帰るか、それができないなら、学校へ雨が降りだしてしまった。といって戻るべきやわ。そしたら、カサか電話を貸してもらえたと思う。病院でも、中学校でかけさせてもらったら?と言われたんじゃないの?」
「公衆電話でかけて。って言われた。」
「そしたら、なんで学校へ戻らへんかったん?」
「・・・・・・。お金もカードもないって言ったら、貸してくれた。」
「ちゃんとありがとうございました。って言っておいた?」
「言ったで。」
迎えに行った時の会話だけど、どう考えても普通、中学生は選ばない選択だよな・・・と思うのです。
そして、テスト3日目最終日。
帰宅時、かなり激しい雨が降っていました。
だから、絶対電話をかけてくると思っていたのです。
しかし、2日前のことがあったからか、
楽しみにしている月2回のジャズダンス教室の日だったからか、
「ただいま~。」
と言って帰ってきました。
いつもなら、
「あんな~、雨強いやろ~靴とかスカートとかべとべとになるやんか~・・・」と電話かけてくるのですが・・・
ジャズダンス教室に行ったら、この3人、偶然にも信号機のようでおもしろかったので、後姿を撮影させてもらいました。
止まれが娘です。