- 娘のこと
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文化祭の次はダンスの発表会
ダウン症女子18歳。通信制高校のサポート校に通う3年生。
学校は大好きだが、マイペースで自由人だ。
毎日学校に行くのは、いよいよ今月末で終わりとなる。
高校生活、最期の一か月、私とあわせて彼女の様子を毎日記録に残しておこうと思い立ったので、書いていってみることにする。
11月29日。
文化祭が終わった翌日、学校に行きたい娘は、珍しく髪の毛を編んでと頼みに来て(自分では、後ろで束ねるしかできない)かたづけに出かけた。
なんで、かたづけに、髪の毛こうなの?
なんで、かたづけなのにラフなかっこうでいかないの?
と思ったが、言う通り、やりたいように・・・
ともかく、今日でほぼ学校へ行くことはなくなるのだ。
残すは、懇談、終業式、補講、卒業式。
そして今日は、かたづけ終わったら、待ち合わせて、ダンス用の黒いズボンを買いにいくことにした。
2日後にダンスの発表会を控えて、まだ用意ができていないから、私は焦ってるのに、娘は悠長にかまえている。
それでも、昼頃には片付けがすんで、電話をかけてきた。
前に、2件ほどスポーツ用品店で探してみたが見つからず、今回は昔からある商店街まわりだ。
標準サイズではないし、履き心地を重視する人なので、ネットで買う気になれなかったけど、今更見つかるだろうかと心配しつつ、商店街を歩きはじめる。
「おなかすいた~」
と、ソバを打っていたおじさんの前にへばりついたので・・・入店。
ズボン、見つからなかったらどうしようかな~と思いつつも、なんとか少し手直しすればはけそうなものが見つかって、無事、買ったズボンをはいて、発表会直前の最後のレッスンに行けた。
いつも、短いジャージパンツでレッスンを受けているので、
「おねーちゃんみたい。」
と妙に喜んでいた娘だった。