ダウン症の子育て 中学生から高校生へ

2019.11.5-1


  • 娘のこと

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ふり回された一日。

ダウン症女子18歳。通信制高校のサポート校に通う3年生。

学校は大好きだが、マイペースで自由人だ。

 

毎日学校に行くのは、いよいよ今月末で終わりとなる。

 

高校生活、最期の一か月、私とあわせて彼女の様子を毎日記録に残しておこうと思い立ったので、書いていってみることにする。

 

 

11月5日

 

娘。今日は、3連休明けの学校。授業は午後からで、11時にボイトレのレッスンが入っている。

義母。11時過ぎにホスピスから介護タクシーで冬物をとりに義妹と帰って来る。

 

昨日、娘は、

洗濯してから行きます。と私に宣言した。

ひとりでレッスン行きます。と先生に宣言した。

 

音楽教室に歩いていくといっても、彼女の足で軽く1時間以上はかかる距離だ。

 

「洗濯するんじゃないの?」

と早くに起こしてみたが、すっとも起きれない。

 

それでも、洗濯機を回して、朝ご飯を食べ、洗濯を干した。

 

「今から歩いていっても、間に合わないと思うけど・・・」

というと、

 

「洗濯しないといけないから、遅れますと電話した。」

という。

 

歩いていくと、遅れるどころか、レッスン時間が終わったころにさえつけるかどうか・・・

 

仕方なく、車にのせて、30分以内で歩けるところにおろし、

12時ごろなら迎えに行けるから、電話してきて。そのまま学校へ行くなら、途中で弁当買って、学校で食べて。」

と伝えた。

 

 

義母はというと、今年3月末にホスピスに入所して以来の自宅となる。

心不全と腎不全末期で、座りっきりで(寝るときも)日々の医療ケアが必要な人だが、ホスピスでは、もう食事制限もなく、好きなおやつを食べるし、食べたいもののリクエストにもこたえて作ってもらっている。

 

だから、昼食つくるのにも気合いが入るのだ。

 

義母は、きっちり11時過ぎに義妹と帰ってきた。家に上がれるかどうか心配していた義妹をよそに、介護タクシーの運転手さんは、スッと車椅子を玄関上まであげてくださった。

 

百貨店にもよってから施設に帰りたいようで、義妹は、13時にタクシーの迎えを頼んで、持ち帰るものの準備をはじめた。

 

ああだ、こうだと言いながら意外と時間がかかり、義母がまだ昼食をべきっていないうちに迎えが来る始末だった。

 

それでも、しっかり食べれてるな・・・とちょっと驚く。

 

そして、ご飯を食べて、施設に届ける荷物を残し、慌ただしく出ていった二人だ。

 

 

それで、娘。12時まわっても電話の一本もラインの連絡もないので、12時半ごろに、

「どこにいるの?」

と電話を入れたら、まだボイトレの教室にいて、事前に約束もしていない友だちといくだのどうだのと言っている状態だった。私の指示は通らない。先生もほりださない。

 

結局、友だちの待ち合わせ場所まで先生に送ってもらい、おにぎり買って学校に向かったらしい。

 

またまた、今日から今月だけ火曜の夜、12月1日の発表会のために(1曲だけ踊るので)他のダンス教室のクラスに行くことになっている。

『ダンスがあるから、学校終わったら迎えにいってあげようか?』

とライン連絡しておいたら、

『これから公園に行きますが、5時半には、解散なので、歩いて帰ります。』

と打ってきた。

 

暗くなるのが早くなっているから、真っ直ぐ帰って欲しいし、ダンス教室に行かないといけないから、早く帰ろうと思って欲しいのに、こうなる。

 

月2回の少人数でぼちぼちやっているクラスと、月4回毎週ばりばりやっているクラスでは雰囲気違うな~と思いつつ、(マダムたちの中に)臆することなくマイペースで参加できるのはよしなのか?わが娘。


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