- 旅行
スポンサードリンク
唐津焼 窯元「中里太郎右衛門陶房」と「あや釜」
娘の社会科の課題もかねて、小旅行にやってきました。
唐津は、長崎から福岡へむかう途中、
私の希望で寄ることになったところ。
唐津へは夕刻に着いて、一泊。
午前中の滞在でもう移動です。
宿泊した、唐津第一ホテルリベールから見える
夜景は、虹の松原へ渡る橋と対岸、
唐津城(舞鶴城)のライトアップが綺麗でした。
唐津といえば、
行ってみたい観光名所がたくさんありました。
呼子の朝市へ行ってみたいし、おいしいイカも食べたいです。
国の重要無形民俗文化財になっている「唐津くんちの曳山行事」にも興味があります。
でも、私としては、
「一井戸二楽三唐津」(一楽二萩三唐津ともいう)
と言われる焼き物のまち唐津に来たからには、
窯元訪問は、はずせません。
まず、中里太郎右衛門陶房へ向かいました。
陳列館の門をくぐって進むと
石の上に座って迎えてくれたのが、
11代 中里天祐作「達磨」
にらめっこするには、ちょっと怖いような形相です。
階段を上がると、中里太郎右衛門窯(職人作陶)の展示室があります。
沢山の作品が並んでいます。
「となりの新館へもどうぞ」と声をかけられ、
鯉が泳ぐ池の上の渡り廊下を渡ると、新館がありました。
新館には、中里逢庵(13代太郎右衛門)と14代中里太郎右衛門の作品が展示してあります。
さっきの部屋とは空気も、作品の力強さも、値段も違います。
目の保養だけして、戻り、
菓子鉢になりそうなものをひとつ購入しました。
仕方なく付きあわされて、ちょっと退屈気味の娘に
店の方が
ここの陶房の点三つの印と絵柄の説明をしてくださいました。
初めてだというと、陶房まで案内してくださるとのことで、
陳列館を後にしました。
国指定史跡になっている連房式登釜で、
『御茶椀窯跡(肥前陶器窯跡)』だそうです。
現在使われている釜も見せていただきました。
天皇陛下と皇后さまが
一緒にいらっしゃったことがあるそうです。
そういえば、
新館に写真が掛けてありました。
職人の方が陶器を運ばれている様子に驚くと、
これは、当たり前のことのようです。
がらがらがっしゃ~んってことないのかなあ・・・
一枚写真を撮らせていただきました。
陶房を出て、すぐ近くにあったのが
「あや釜」の展示場「淡如庵」でした。
女性の作家さんで、
茶道の師範でもある中里文子さん。
茶筅たてがつくって置いてあったのに納得しました。
娘に「一個選んで」というと、速攻で決まります。
いつものことですが、
もうちょっと迷ってもえんと違う?って思います。
見た?って聞きたいくらいだけど、今回は、
娘が選んだ後、じっくり見た私もそれ選ぶなあと思いました。
私が、物色している間、
娘は畳に腰を落ち着け、
いろんな器をひっくり返して名を確認して楽しんで?いました。
作家さんが、名前の「文」か「不」あや釜の「あ」を
ご主人が「の」を書かれているようでした。
展示室のベランダから、先生の茶室が見えます。
茶道をされる方なので、
女性として茶事に使いやすい器が多いような気がしました。
絵唐津の向付を5客買いました。
唐津、私としては、もっとゆっくりしたかったです。
娘はやっと終わったか・・・という感じでしょうか。