- 旅行
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被爆70周年長崎原爆犠牲者平和祈念式典前の平和公園へいく
夏休み、娘の社会科の課題をかねて小旅行にやってきました。
福岡からレンタカーをとばして、昼頃やっと長崎につきました。
駐車場を出て、路面電車の路線を前に真っ直ぐ進むと目の前が平和公園でした。
平和公園一帯は、「願いのゾーン」といわれているところです。
階段の中央に植えられた花々は遠くから見ても美しく、眺めながら登るのがよいのでしょうが、
暑い折、階段にエスカレーターがついているのはありがたかった。というのが正直なところです。
「このエスカレーターおもしろ~い!」と娘も花よりエスカレーターでした。
正面に見えてきたのが「平和の泉」。
水を求めながら亡くなった原爆犠牲者の霊に水を捧げ、
恒久平和を祈るために建設されたそうです。
「刻々と変化する水形は、平和のはとの羽ばたきを形どり
つるの港といわれる長崎港のつるも象徴しています。」
と案内板に書いてあります。なるほど・・・
被爆当時9歳だった山口幸子さんの手記が刻まれています。
手記を読んでいるその時は、
「生きているだけで幸せだ」と思わずにいられません。
生きていることに感謝します。
そして、
『冥福を祈り、平和を祈念いたします』
平和の泉をぬけると、
「平和は長崎から」の呼びかけに15か国から寄贈されたという
記念碑がたっています。
・ドイツ民主共和国 「諸国民友好の像」
・チェコスロバキア社会主義共和国 「人生の喜び」
・ソビエト社会主義共和国連邦 「平和」
・ブルガリア人民共和国 「Aコール」
・中華人民共和国 「乙女の像」
・ブラジル連邦共和国(サントス市) 「平和の碑」
・キューバ共和国 「太陽と鶴」
・トルコ共和国(アンカラ市) 「無限∞」
・アメリカ合衆国(セントポール市) 「地球星座」
・アルゼンチン共和国(サイシドロ市) 「戦争に対する平和の勝利」
・イタリア共和国(ピストイア市) 「人生への賛歌」
・ポーランド人民共和国 「生命と平和との花」
・ポルトガル(ポルト市) 「平和の記念碑」
・オランダ(ミデルブルグ市) 「未来の世代を守る像」
・ニュージーランド 「平和のマント」
そして、正面遠くに平和記念像がみえます。
8月9日の被爆70周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典開催にむけて、
着々と準備が進んでいました。
平和記念像に手を合わせ、裏に回ってみました。
裏の台座に書かれた作者の言葉が遠くに見えます。
平和記念像作者の言葉
あの悪夢のような戦争 身の毛のよだつ凄絶悲惨 肉親を人の子を かえり見るさえ堪えがたい眞情 誰か平和を祈らずにいられよう
茲に全世界平和運動の先駆として 此平和記念像が誕生した 山の如き聖哲 それは逞しい男性の健康美 全長三十二尺余
右手は原爆を示し 左手は平和を 顔は戦争犠牲者の冥福を祈る 是人種を超越した人間 時に佛 時に神
長崎始まって最大の英断と情熱 今や人類最高の希望の象徴 昭和三十年 春日 北村 西望
作業されている方々・・・
暑い中、準備ご苦労様です。と心で思う私。
「がんばってね~。」と声をかける娘。
当時、被爆地には多くの軍需工事があり、動員学徒、女性挺身(中学生、女学生)などが多く働いていました。
長崎の鐘は、ここで亡くなった方々の冥福を祈るために作られらものです。
最後に「長崎の鐘」に手を合わせ、平和公園を後にしました。