ダウン症の子育て 中学生から高校生へ

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ダウン症の娘と 『親子生活体験合宿』 百姓屋敷 わらへ 2日目

夏休み、

百姓屋敷 わら での生活体験合宿 2016.7.22~24 に15歳、中学3年生のダウン症の娘と参加してきました。

夜以外は班別行動なので、娘のことは、後で本人から聞いた話と、同じ場にいる時と、写してもらった写真でしかわかりませんが、
本人は、すごく楽しくて、すごく充実した3日間を過ごせたようです。もちろん、私は、私で思いっきり楽しみました。

 

2日目

朝は、起床し身支度をしたら、読経からのスタート。
朝起きるのが苦手な娘は、ダラダラと最後に起きて、ボーっとした顔で参加でした。

なぜ般若心経なのかと思ったら・・・

何百という呼吸法があるけれども、体にしっかり酸素を取り入れて、体の中の不要なものを吐き出すということは、身体にも心にもよいようです。
なんらかの呼吸法を取り入れるという意味で、ここでは、般若心経を取り入れているということでした。

西国をまわっているので、般若心経は、娘にとっても私にとっても縁遠いものではありません。おかげで、すっと入れました。
しかし、ぶつぶつ唱えるのではなく、腹から声を出して、大きな声でよどみなく唱えるので、また違った感覚を味わえたような気がします。

ついでに、あいうべ体操の紹介もありました。
「あ、い、う、べ~」とやるだけなのですが、これをやるだけで口呼吸が改善されるほか、多くの効果があがっているそうです。
やり方はこちら⇒あいうべ体操

要は、何か自分にあった呼吸法を毎日続けることが健康につながるということですね。

 

朝ごはんの前にパン作り

昼のカレーと一緒に食べるナンのパン生地をつくりました。

小麦粉に空気を入れて、
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特製の天然酵母、水、塩、はちみつを入れて混ぜる
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あとは、生地がよくのびるようになるまで、ひたすら練る。
しかし、練り方にもコツがあり、なかなか難しい。
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娘も、教えてもらいつつ、やっていました。
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わら特製の天然酵母の増やし方。

パン作りにつかう天然酵母について教えていただきました。
市販のドライイーストしか知らない私は、へえ~の世界でした。

天然酵母は生きているので、長くても2週間以内に培養をしないと(菌に餌を与えないと)、菌の力が弱ってしまうそうです。
だから、天然酵母を生かしておくためには常に使いながら、増やすをくり返す必要があるということです。

 

試行錯誤の結果、ベストな材料が、人参、山芋、リンゴ、玄米(白米でも)、少々の蜂蜜に水だそうです。
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材料をミキサーにかけます。
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ミキサーをかけた材料に、もとだねを入れます。
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小麦粉を少々入れて混ぜます。これで終了。後は、蓋を開けたまま待つだけです。
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何時間後には、こうなっていました。2~3倍くらいに膨れて、縮みかけたら完成だそうです。
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後は、軽く混ぜて蓋をし、冷蔵庫にいれておきます。
(欲しい人には分けていただけるということで、嬉しそうにいただいて帰ってきました。あんパンにしたり、ピザパンにしたりもしつつ、酵母は何とか生かしています。)

 

 

 

パンを発酵させている間に・・・・・

 縄づくり

藁をなうって難しいです。予想以上にうまくいかず、要領をつかみきれませんでした・・・
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娘もやっているようですが、これは手伝ってもらったのでしょうか???
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ツリーハウスフェンスづくり

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フェンスの取り付け方の説明をうけ、電動ねじ回しを使って、板を固定。
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少しずつ出来上がってきています。
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わが娘、さすがに電動ねじ回しは使えないだろうな~と思っていたら、ネジを渡す役をしていたようです・・・
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昼食のナン作り

わらに戻ったら、パン生地が膨らんでいました。昼食にいただくナンの成型をしました。
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成型したナンは、スタッフの方が本格的に火をおこし、焼いてくださいました。
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昼食は特製カレーとナン。
美味しくて、これ以上は食べれません!というくらい食べてしまいました。
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ちょっと休憩タイムをとったあと・・・衝撃

ニワトリの解体

ここで、ひよこから育てられてきたニワトリ。
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感謝の祈りがささげられました。
命をいただくというのはどういうことなのか・・・言葉で聞くのではなく、実感として感じさせてもらいました。
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そして、解体をするところを、説明を聞きながら見せていただきました。
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さばいた肉を食べれない子もいるけれど、
姿がわからなくなると、中には「おいしそ~」という声も聞こえてきます。
ニワトリから、肉にかわる瞬間があるそうで・・・おもしろいなと思いました。

 

夕食のスープになる野菜の重ね煮

砂糖も化学調味料も使わず、水も入れない。塩のみで、うまく重ね合わせ、野菜が本来持っているうまみを引き出す調理法です。
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みんなのハンドパワーでありがとうの感謝をいれました。
まるごと自然の恵みをいただくのです。

 

 

木の伐採

お清めの塩と酒。
やはり感謝の祈り。木も生きているんだと改めて感じます。
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数日前が満月だったので、引き潮、満ち潮があるように、木も水分を吸い上げている時期だそうです。
切り口を触るとべったり濡れていました。

これが、新月だとまた違うとか・・・考えもしたことなかったです。

だから、作物も採る時期によってみずみずしさが違うのだとか。なるほど・・・

 

 

ブランコとジップスライド

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森の中に作られたブランコとジップスライドを楽しみました。もちろん、大人も・・・

ハイジの気分と、ワクワクするスリルを味わいました。
娘も楽しかったとか・・・

 

 

マキでご飯たき

班ごとにマキでご飯を炊きました。
リーダの指導のもと、子どもたちがやってくれたので、私は楽ちんでしたが、娘もこんなときだけ、大人組に入っていました。(つまり見学組)
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となりの大釜では、野菜の重ね煮と鳥のスープがぐつぐつ煮えていました。
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火加減が難しいなか、上手く炊けました。
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夕食のスープは、鶏がはいっていないのがいい人、鶏がはいっていると大喜びの人、いろいろだったけれど、恵みいっぱいのスープ、ありがたい気持ちでたっぷりいただきました。
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花火大会

入浴後は、かなり大掛かりな打ち上げ花火に仕掛け花火、手持ちの花火もあったりで、大人も子どもも楽しいひと時を過ごしました。

 

大人限定船越康弘さんのお話

日々の生活より大切なことはない。
とていねいに暮らすこと、家族の大切さを話されます。

「人の身体は100%食べ物でできている」
とおっしゃるように、食に関してはこれというものをお持ちですが、
「こだわりがあるがゆえに一人で食べる体にいい食事より、みんなで楽しく食べるカップラーメンのほうがいい。」
という柔軟な考え方もされるので、人生の学びの深さも感じさせられる方です。

 

ここだけの話も満載で、楽しい、学びの多い、2日目の夜でした。

 

→1日目はこちら

→3日目はこちら


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