- 体験
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ダウン症の娘とまわる 西国三十三所 観音霊場⑤
西国33か所をもう一組の親子と一緒にまわっている。
夏休み、琵琶湖周辺の札所をめざし、滋賀へ。
まわった札所は3か所。
西国は立派な山寺が多いというが、今回まわった3か所も寺の敷地内を歩くだけでもひと汗もふた汗もかく広さだ。
徒歩で回っていた巡礼の人を思うと、気が遠くなりそうな道のりだと感じる。
第12番札所 正法寺(岩間寺)
第13番札所 石山寺
第14番札所 三井寺(園城寺)
まずは、12番札所 正法寺(岩間寺)
ボケ封じ、雷よけにご利益がある静かな山寺。
本堂の横にある『蛙池』
松尾芭蕉の句碑がたっている
古池や蛙飛びこむ水の音
芭蕉は岩間山のふもとに庵を構えていてこの寺にもたびたび足を運んだとか。
日本一の桂の大樹群で有名なところ。
これは、ご本尊出現之霊木とされる夫婦桂。
つぎに、13番札所 石山寺
寺名の起源となった霊石(桂灰石)の石山と紫式部ゆかりの古刹。観光地化されてる感もある。
本堂から撮ったもの。新緑が美しい。秋には、きっと見事な紅葉が見られるはず。
今年は、33年に一度の御開扉の年。
本堂奥のご本尊にも対面して手を合わせてきた。
鎌倉時代に建立された鐘楼も御開扉にあわせて一般の人に開かれていたので、娘と一緒にひと撞き。
鐘楼の中に入り、上向いて撮影。ロープを引きながら撞く鐘は、はじめての体験かも!?
境内で開催されていた「石山寺と紫式部」展まで足を運んだので、ちょっとバテ気味。
山門手前にあった叶匠壽庵で、『石餅かき氷』をいただく。美味と心地よい冷たさでちょっと元気復活。
ちょっと遅い昼を済ませたあと、娘が、
「私、琵琶湖と船の前で写真撮るわ」
というので、写真撮影してから、最後の札所へ。
そういえば、琵琶湖岸に立つのは、私自身もはじめてのこと。
14番札所 三井寺(園城寺)
徳川家康が寄進したという仁王門。
「三井の晩鐘」近江八景のひとつ
古鐘・弁慶の引き摺り鐘の跡継ぎとして鋳造されたもの。
宇治の平等院、高尾の神護院と共に日本三銘鐘に数えられる。
「日本の残したい音風景百選」にも選ばれている。
引き戸を開けて中に入る。
娘と二人でひと撞き。余韻のしている間は、先祖供養のお祈りの刻。
これが弁慶が引き摺ったという『弁慶の引き摺り鐘』
引き摺り跡らしきものも残っている・・・
そして、駐車場まで降りて、弁慶のひきづり鐘まんじゅうなるものもを賞味しよう!と思っていたのに・・・
降りたころには店じまいしていた。うらめしそうに、ガラス越しに撮影してみた。
奥にまんじゅう製造機らしきものが見えて、もみじまんじゅうの製造機を前に動かなくなった小さいころの娘を思い出したりした。
滋賀までやってきたが、スムースに3カ所の札所をまわれた。
夏休みの暑い一日無事終了。