- 体験
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四次元パーラー あんでるせん ダウン症の娘と一緒に行ってきた
店主(マスター)が、食事をした人、一日30人限定で
マジックショー(超能力)を見せてくれるという喫茶店です。
そんな店があると知ったのは、7月にはいったばかりの頃です。
それが、長崎になんてことはない用事をつくり、
7月の終わりには電話をかけて、予約をとっていました。
マスターの言葉を借りれば、
この世に偶然はない。全てが必然で、起こるべくして起こっている。
私たち親子が「あんでるせん」に行くことになったというのも
必然ということです。
それから、一カ月後、
レンタカーで長崎市内から川棚に向かう私たちがいました。
「あんでるせん」は、
“ハウステンボスまであと10km”という看板が見えたら、
すぐのところでした。
川棚駅の駐車場は一杯だったので、
もう一つ聞いていた線路の反対側の駐車場を
駐在所で教えてもらって止めました。
駐車にもたもたしたので、
11:00の入店は、一番最後になってしまいました。
すでに2つの席をのぞいて満席。
三角テーブルの角二つの席だったので、
カップルの方が、奥の席とかわってくださいました。
注文は
娘が、ハヤシライスとクリームソーダ。
私が、ホットケーキと紅茶。
机上に置かれている、小物で遊びつつ小一時間。
娘のオーダーが先に来て、
食べ始めました。
「辛っ。」っていうまでオーダーが違っていたことに気づきませんでした。
むこうで気が付いて、聞きに来てくださったけど、
本人も少しづつ食べ進み、「これで大丈夫」っていうから、
「そのままでいいですよ」といったのに、
ハヤシライスに交換してくださいました。
食べかけのカレーを返し、
ハヤシライスを「美味しい」と完食。
娘の完食後、ほぼ全員のオーダーの最後あたりで私のホットケーキがきました。
「美味しそう。食べてもいい?食べてもいい?」
とひつこく言い、半分近く横取りされました。
食事がおわったら、
カウンターを中心に、4列、
30人全員がよく見えるように席づくりがはじまりました。
座れるのはカウンター周辺の6、7人だけ。
私たちは椅子の上に板をひいた立見席の3列目です。
最後尾は食事したテーブルの上の座布団立見席でした。
登場したマスターは、
小柄で、年齢不詳。不思議な感じをもった人物でした。
この土地で生活しながら、
全国各地から、多くの人をここに引き寄せています。
私たちも引き寄せられてきたのでしょう。
壁を埋め尽くす勢いの有名人の写真。
自慢の種にも使われています。
マジックでは、お金、トランプ、カードなど、
よく使用されるものですが、
すぐ目の前で展開されていることに、驚きの連続でした。
瞬間移動(テレポーテーション)、予知能力、マインド・リーディング、四次元空間、
言葉としてはよく聞くし、映像の中では目にすることも少なくありません。
できると思えば、できるようになる。って・・・
種って存在する?よね?
ってどこかで考えながら、
現実的にはどうしてもありえないことが
すぐ目の前で起こっている。
なんとも不思議な感覚でした。
マスターは手を動かしながら、口も動かします。
「考えたことは、実現する。」
っていうのは、妙に説得力がありました。
人生相談までしてしまいます。
口から出まかせ言ってるんじゃないのという感覚はありますが、
言ったことは現実になり、言われたことも本当にそう思えば、現実になる。
とうことでしょうか。
見る人によって受け取り方は千差万別ではないか
と思いました。
店内に飾られた折り紙の数々。これを折ったのはマスター、
そして、教えてらっしゃるということだけでも感動モノでした。
(幾何学の知識が必要な高度な自作の作品群は見事です。
「本格折り紙の本」を買って、即、ほり投げた経験あり)
能力、知力、記憶力、話術、手先の器用さ、集中力、根気強さ、
いろんな言葉がうかんできました。
でも、マスターは本当は宇宙人?
マスターの話の中で、
(どこかで聞いたことのあるような話ですが
私自身、忙しいを連発しているような気がして)
心に留まった話です。
「忙しい」とは「心を亡くす」と書く。
「忙しい忙しい」を連発する人は心をなくしている。
すぐに「忙しい」を言い訳にする人がいる。
ここに来てくれている人は、わざわざ時間を使って、
お金を使って、ここまで足を運んでくれている。
時間はつくるもの。
忙しくても、やりたいことはやれるもの。
忙しいを口実にしないようにしよう!
そう思ったのでした。
で、肝心の娘。
この人、長時間の立見はやばいな~と思った通り、
最初一時間は盛り上がり、すご~いを連発していましたが、
途中、足が痛くなって着座、
約一時間の昼寝にはいったのでした。
スプーンが取り出されたところで、起こし、
再び終了まで参加しました。
ねじ曲げられたスプーンとフォーク、
スプーンはくるくる回して、順番決めるのに使えるし、
フォークは指輪をかけて浄化に使えるとか?
そんなことはどうでもよく、
スプーンとフォークにサインをしてもらい、
頭頂にびびっと電撃をもらい、握手をしてパワーをいただきました。
娘は?
(曲げられた)「スプーンには興味ない!」とあっけない一言。
私を待つ間、どこかの誰かと会話を楽しんでおりました。
同じダウン症の子をお持ちのお母さんだったようで・・・
800人から1000人に一人の割合で生まれてきて、
顔をみたら察しがつきます。
だから、
あちらこちらで、いろんな方と出会います。
わが娘、
「私のこと忘れないでね!」と決まり文句のようにその人に声をかけ、
店を後にしたのでした。
あんでるせんに行きたい!と思ったら、
予約は早めに!!
また来ることがあるとすれば、
2か月前予約、カウンター席です。
あんでるせん
〒859-3608
長崎県東彼杵郡川棚町栄町2
0956-82-5385