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映画の話と「アナと雪の女王2」
娘、18歳ダウン症女子。
彼女は、小さいときから、ちょっと音を拾いすぎると感じることが多く、大音量は特に苦手だった。
遠くに聞こえる、私たちがあまり意識しない音が気になったり、
”太鼓の生音、スピーカーの近くや、怒鳴り声、大声、発声練習・・・” しょっちゅう耳をふさぐ様子も見られて、
特に誰かに指摘されたことはないのだが、音には過敏だな・・・と思わされる場面は多かった。
しかし、年齢を重ねるにつれて徐々に調整力がついたのか、あまり気にならなくなった。
映画館は、大音量がしんどいかなと思うこともあるが、娘に聞くと、大丈夫とは言う。
しかし、
『テレビ』となると、心が奪われる感じがあるのだが、
『映画館』に関しては、誘っても、”自分がすごく見たい”とか、
”○○ちゃんたちと行く”とかがないと、いまひとつ乗り気にならない場所だ。
最近の話では・・・
娘は、絶対この世界観が好きだと思えた『海獣の子ども』
誘って断られたので一人で見に行った。映像も美しかった。娘が見たら、はまるはずだと見てからも思った。
『アラジン』も断られたので、一人で見に行った。アニメよりずっとよくて、もう一回見に行ってもいいかもと思った。
『天気の子』はテレビのコマーシャルに使われたり、映画予告が繰り返し流れていたので、テレビで完全に感化された娘は、これなら行ってもいい。と言う。
賛否両論があって、私ならどう思うかなという気持ちもあって、娘が行くというならを前提に見に行くことにした。
やっぱり、私にはいまひとつだった。
ある一人の力で天気が勝手に左右され、それにお金もうけも絡み、ハッピーエンドのために雨が降り続き東京が水につかる。って設定には?????・・・
娘に「よかった?」って聞いたら、
「よかったよ。」って言うから、
「どこが?」ってもう一度聞いたら、
「○○が○○を思う気持ち。(聞いたけど、名前忘れた)」って返ってきた。
たしかにね・・・
で、今回『アナと雪の女王2』
絶対行きたいはずだけど、「連れて行って」とも、「行きたい」とも言わない。
まわりからすごくよかったという声が聞こえるし、学校はほぼ休みにはいってるし、私も行ってみたくて、結局こちらから声をかけた。
「いいの~?いいの~?」
って、いつもと反応ちがうんだよね。
おまけに、言わない限りやらない洗濯物のとり入れをして、絶対片付けない自分の部屋を片付けはじめる・・・
よほど、行きたかったんだわ・・・
午後からでかけたが、学生はまだ学校があるので、平日の映画館はゆったりとしていた。
スタンプラリーまで設置してあって、2人でうれしそうにまわる。
スタンプを6カ所で重ね押しすれば完成する仕組みだ。なかなか面白い。
スタンプ完成のプレゼントはシール。
映画は、映像も美しく、気になるテーマにも感じつつ、楽しませてもらった。
「大音量やったな~」
って、やっぱり、音大きすぎたのか? 娘にとっては・・・
それでも、もう一度、4DXに行こうか・・・という話になったのだった。