ダウン症の子育て 中学生から高校生へ

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『叡智の学校』

ダウン症女子18歳。通信制高校のサポート校に通う3年生。

学校は大好きだが、マイペースで自由人だ。

 

毎日学校に行くのは、いよいよ今月末で終わりとなる。

 

高校生活、最期の一か月、私とあわせて彼女の様子を毎日記録に残しておこうと思い立ったので、書いていってみることにする。

 

 

11月9日・10日

 

学校は土日で休日。1泊2日の学びの合宿『叡智の学校』の2回目だ。

私たちは、

豊穣と繋がって作物を育てる『ありがとう農学校』の秋冬コースと春夏コースで教わり、

1泊2日で5つの生き方のものさしを受け取る『大地の学校』で学び、

月1回畑にランドファミリーが集って楽しむ『豊穣ランド』のメンバーになっている。

 

毎月、親子で淡路に行けることが楽しくて大事なことのようになっている私たちだからこそ、1泊2日、5回コースの『叡智の学校』、タイミングがあえば受講したいと思っていた。

 

座学だし、最初は私だけと思っていたが、二人でうけるべく、義母はホスピスに入所し、娘の学資保険が満期になった。

 

娘は、専門学校や大学に行くでもなし、お世話になっているここで、高校卒業を控えた今、お互いの方向性を見つめ直すよいきっかけになるかと思った。

 

一泊二日、まだ、ひとりでおいてはいけないし、娘に意思確認をしたら、行くとの返事がかえってきた。

それぞれが何か受け取るものがあるだろうし、娘はその場にいることだけでもOKにしてもらえる度量のある学びの場だと認識しての参加決定だ。

 

親子で参加するからこそ見えるものを大事にしようと決めた。

 

 

叡智の学校1回目、自己紹介からはじまって、座学。

最初は、座って聞いていたが、途中からは電卓をたたきながら時折話に参加する。眠くなったら寝る。

ご飯時にはいそいそと配膳の手伝いをし、誰かをつかまえて話し、みんなと同じ場にいながらマイペースで過ごした2日間。

 

今回2回目、ますます娘のマイペースぶりがバージョンアップ。

 

 

座学は、こんな感じで、講義を受けるのだけれど、
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もう、今回はヒーターの前からスタートし、講義がはじまったころから後ろ隅の机の前に自分の居場所をキープして、好きなことをしながら、映像見るモードに入っている。

まるで、家のリビングでテレビを見ながら過ごしている姿そのままのようだ・・・(テーブルが座卓になっているだけ)

 

 

けれど、やはりご飯時には、家ではやらない配膳をいそいそ手伝っている。外では手伝い好き。

 

朝の体操のときには、みんなが見渡せる前にいる。

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2日目の午前中、体験学習を楽しんで・・・

 

午後からの座学では、もうこうなっていた・・・爆睡

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そして、最後に、2日間の感想を1分半の持ち時間で話す。

 

娘は、自分の名前を最後に呼んでねとたのみ、繋がれる人だけが聞きとれる言葉で話し(ふつうに聞いたら、何を、誰が、どういうこと?と突っ込みたくなるから・・・)

 

しゃべりおわったら、

「みなさん、心を開いてください。」

「ハート」
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「フラーッシュ!!」
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って、やっているのだ。母も驚くわ・・・
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みんなの受け入れ態勢万全だから、彼女も彼女なりに楽しんでる。

 

わたしも、いろいろ学ばせてもらって、楽しかったけどね。

 

2回目の記念撮影。

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