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電車で携帯を落としてしまった!
ダウン症女子18歳。通信制高校のサポート校に通う3年生。
学校は大好きだが、マイペースで自由人だ。
毎日学校に行くのは、いよいよ今月末で終わりとなる。
高校生活、最期の一か月、私とあわせて彼女の様子を毎日記録に残しておこうと思い立ったので、書いていってみることにする。
11月23日
たつの聚遠亭の茶席ボランティアがあたっていたが、私は、午後から大阪へイベントで出かけて遅くなるので、娘には、
「茶席ボランティアに入って、おわったら○○ちゃんに実家に送ってもらって、そこで待っててくれてもいいよ。」
と提案したが、
「お母さんがいくら遅くなっても、家にいる。」
と宣言した。
そうなると、娘は、もう脱力状態。すべて自分時間なのだ。
それでも、朝洗濯をすませ、寝ている娘に、
「この部屋にたまっている洗濯物洗っておいてくださいね~。」
と言い残し、たつのの聚遠亭横の茶席『楽庵』をのぞきに行く。
その界隈で『たつのオータムフェスティバル』という楽しい催しがあったので、いつもより、ずっと忙しい。
それでも、昼で切り上げて、家に帰った。
そしたら、娘は、
ご飯も食べず、今日のおやつにとおいていたどら焼き食べて、パジャマのままヒーターの前でだらだらしていたようで、
私が家に着くと同時に、ヒーターを消し、2階にかけあがり、布団にもぐりこんでいた。
娘のいた部屋は暖かく、まだヒーターがぶ~んと音をたてていた。
私は、朝干した洗濯ものを取り入れ、
「ご飯食べてないみたいだけど、冷蔵庫につくってるもの何でも食べていいから、ちゃんと食べてよ。
洗濯も今すぐやったら乾くからしておいてね。明日、AKIRAライブいくんでしょ。遅くなるけど、よろしく。」
と布団にもぐっている娘に声をかけて、また家を出る。
余裕で出たはずが、駅の駐輪場は満車で、もたもたしているうちに、友だちとの約束の電車、出発ぎりぎりに乗車した。
【10号車にいます。】
とラインが入っていたので、車内をズンズン歩いていったら、8号車で連結があり、先に進めなかったので、
【連結があって進めません。次の駅で乗り換えます。】
とラインを打っておいた。
それで、次の駅で乗り換え、友だちとも会えた。
ところが、大阪について、ジュンク堂の位置確認をするために携帯を取り出そうとしたら、
なかったのだ!!
携帯がない!どこにもない!
電車の中しか考えられないので大阪駅の落とし物センターへ行って、紛失届けを出した。
通過駅には、まだ届いてなかった。
みつかったら、明日以降自宅へ、今日なら友だちの携帯に連絡をいれてもらうようにして、イベントへ向かう。
高橋克明 出版記念講演会。
尾崎里美先生のところで1年一緒に学んだトレーナー仲間が応援しているので、参加することにしたが、
ニューヨークの第一線で活躍されているだけあって、魅力的な方ではあった。
その後、懇親会にも参加することにしていた。
顔見知りが大勢いたので、それはそれで楽しかった。
が、携帯が見つかった連絡は、入らずじまいだった。
帰宅後、娘は、一日ダラダラ好きに過したようすで、入浴をすませ部屋にあがろうとしていた。
食べた後の食器さえ流しに残ったままだったので、
「それだけはやってちょうだいと」
と、洗ってもらったのだった。
翌朝、携帯が気になるので、最寄りの忘れ物センターに問い合わせたら、まだ届いていないとのことだったので、
警察にも届けておこうと届けをだしに行った。
でも、
兵庫県警管轄内だけになるので、大阪だとわからないという話だ。
それでも、
電源がはいっていたら、ドコモで位置確認をできるから行くといいですよ。
と教えていただき、そのままドコモへ。
電源がはいっていたので、あっという間だった。
どうも、大阪駅構内のようだ。
最寄りの駅の忘れ物センターに行って、ドコモでの位置確認の用紙を見せて確認していただいた。
すでに、大阪の忘れ物センターが、我が家の留守電に見つかったと報告を入れてくださっていたため、
データから抹消されいたらしい。
それでも、事情がわかるまで、丁寧に対応してくださった。
その間、
携帯と弁当箱の入った袋を家族と受け取りにきた女の子、弁当箱を受け取りにきた男子学生、携帯を受け取りにきたおじさん、英語を話す案内係に連れられた紛失物を探す外国人女性・・・
次々と忘れ物センターの窓口にやってきた。
すごいな~日本人。
帰ったら、午後から尼崎である『森田ゆり&AKIRAライブ』にむかう。わたしは、大阪駅に携帯とりにいかねばだわ・・・