ダウン症の子育て 中学生から高校生へ

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  • 療育について

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家庭保育園の教材を購入、その後

障害を持った子どもは、
「育てられる人のところにしか生まれない」
なんていう人がいる。

都合のいいこと言うよな・・・
と思いつつ、
私は育てられる人なんだとも思う。

しかし、私の子育ては、
まず、無駄だったと思える買い物から始まっている。

これは、15年近く前の話になる。

出産予定日の少し前に、
何かの広告を見て資料を取り寄せ、
『家庭保育園』
第2教室(家庭保育園の心臓部といわれるが、いいと思ったものを寄せ集めたと思われる教材)
家庭保育園2
第3教室(歌の本・CD 歌に合わせて線や絵を描くリトミカひろばという教材)
家庭保育園3
という結構高額な教材を購入してしまったことだ。

内容も十分検討せずに・・・

それで、生まれたのが娘。
教材買って損した。と一瞬思ったのが事実。

子育てに必要なおもちゃはこれとは別物だと思っていたし、
知的障害児といわれる娘には、
この教材は必要ないか・・・と思ったから。

でも、買っちゃったから、
じっくり見ながら必要なものを使おうと思いなおした。

とりあえず、
「うたであそぼう」の本とCDはすぐに使いはじめた。

保育士をしていたので、
子どもの成長のことはわかっていたが、
ダウン症の成長のことは勉強不足だった。
(保育士時代、接したことがあるにもかかわらず)

とくに大きな合併症もなく、
心臓に小さな穴はあいていたが、
そのうち塞がるだろうと聞いた。

娘を産んだ病院の小児科医は
「普通に育てたらいい」
とあっさりしたもので、
別にどこも紹介してくれなかった。

泣いてばかりはいられない。
ネットと本で、
育て方の研究をはじめるのだった。

この中で必要だったものは、半分もなかったような気がするが、
子どもの発達の再確認ができたことはよかった。

私の子育てにおいて、何が必要で、何が必要でないかを
認識することができた。

そういう意味で、勉強になったし、
娘の何をどういうふうに育てていくのが大事なのか
を自分なりに判断することもできた。

だから、
ある意味よかったのかもしれない。

人生、無駄なことなんてひとつもない!
そう思ったりもするこの頃である。


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