- 療育について
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「CPD」セミナーと就学猶予
CPDって何ぞや?って私も思ったけれど、
Continuing
Professional
Development
の略語で、『専門技術継続教育』の意味があるらしい。
私が、『フォイヤーシュタイン・メソッド』(認知機能を高めるために媒介法を学ぶ)と出会ったのは、娘が3歳の時。
そして、娘が4歳の時に、2週間にわたるワークショップを受講したのがはじまりだ。
娘に使えるようになりたい。と思って学びはじめたが、学ぶことで私自身の認知能力も強化されたのではないかとも感じられて、細くなったりしつつも、長くかかわってきたものでもある。
そして、娘の就学猶予を決めたのも、ここで学んだことがはじまりなのだ。
フォイヤーシュタインは、何年遅れても、通常学級で学ぶことの方が重要という考え方で、実際に共に学び始めた方々のお子さんが2人3人と就学猶予を断行された。
就学猶予の可能性を知り、娘にとってはそれがベストだと夫婦で考えるようになっていった。(あくまでも、家の子の場合)
それゆえ、就学前、「支援学級に行くのがよい」という判定のもと、就学猶予を切り出した。
基本、就学猶予はできない。
遅らせたからといって追いつけないのに意味がない。
一年遅らせてスタートしたら、元の学年に戻して欲しいと言われても無理。
他の子に年が上であることを指摘されて嫌な思いをするかもしれない。
などと、いろいろご意見をいただいた。
最終的に、
通常学級ではじめたいなら、そうしてもらったらいいから、そのまま進級するように。
と言われた。
しかし、実際、通常学級ではじめるにはしんどいのはわかっていた。
1年遅らせてもしんどいかもしれないけれど、1年分成長する。
そして、通常級ではじめる方が娘は成長すると信じていたのだ。
私たち夫婦は、わが市では前例がなかった就学猶予を押し通したのだ。
就学猶予だけでなく、いろんな決断が迫られるなかで、娘が育ってきた時代は、最終的には親の意向が優先される。という結果を感じてきたのも事実だ。
最終的に責任を持つのは親なのだから、娘にとってベストの選択をしたいと思ってきた。
しかしながら、娘に対する周りの方々の多大な協力と理解のもと、ここまできた。というのもまた事実ではある。感謝することも多かった。
それでも、
18歳になった今、就学猶予をしてどうだった?
と聞かれたら、
もちろん、やってよかった。の答えしかない。
また、次の選択に迫られる時期になったが、もう、なるようにしかならないか・・・
認知強化教材、取り組めるものからまたはじめたい・・・と思うこのごろなのだ。