- 娘のこと
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ダウン症児も時計は読めるようになる?
障害児と言われる子どもを育て始めたばかりのころは、、
この子はいったいどこまで理解できるようになるのだろう?
と自問自答ばかりしていました。
娘が2歳ころ、娘を主人に任せ、
ダウン症児の親たちが集まるメーリングリストのオフ会に
参加したことがありました。
そして、解散後、
同じ方面に帰る父娘とご一緒しました。
そのお嬢さんは、
10代半ばを過ぎたくらいだったと思います。
受け答えは、しっかりしていましたし、
オフ会の席でも、上手な箸使いで好き嫌いなく食べている様子を見て、
順調に成長をされているなと思っていました。
夜の飲み会のことで帰宅も遅くなっていて、
時間も気になっていた私は、
ふと腕時計をしているその娘さんに
「今、何時かわかりますか?」
とたずねました。
すると、
お父さんがすかさず、
「かっこだけや。時計は教えへんかったから、読めへん。
教えたことはできるけどな。」(言い方は違ったかも)
と言われて、が~~~んとなったのを覚えています。
でも、時計を読めないといっても、
日本人は時間で動かないとダメだから、
それって、どうなんだろう?????
はてなマークが頭のなかをぐるぐるしたのでした。
今思えば、
時間を読めなくても、針の形を覚えてて、
それが行動の基準になってたのかな?
その時ご一緒したお父さんが
時間はかかるけれど、教えたことは覚えるということを
話してくださったのですが、
時計は必要なものの中に入れておこう。
そう思ったのでした。
時は流れ、小学2年生。
時計の勉強がはじまりました。
でも、一番はやっぱり日々の体験。
今も娘の枕元にある公文の時計。
スタディめざまし
壁掛けタイプの公文の時計。
スタディクロック ブルー
この時計は本当に優秀。
さすが公文!
短針は内側のドーナツの文字を読む。
10時ジャストから11時までが「10時」と読むのだとわかる。
長針はそのまま青字を読めばいい。
5、10、15、20・・・・・とカウント練習もしやすい。
それから、手で動かす時計。
長針と短針が連動しているところが、
すばらしい!!
長針が一周する間に、短針がどれだけ動くか目で確認できる。
24時間の日課を巻紙に書いたものを、
娘に手動式時計を回してもらいながら、確認し、
1日、24時間を感じてもらう。
これ、何度もやりました。
そして、現在。
もちろん時計はよめます。
アナログでも、デジタルでも。
今の課題は、
決められた時間に遅れないように
早めの行動。
早く早く! 急いで!
言わないでおこうと思いながら、
これは至難の業なのである。